海外FX業者の中でもトップクラスの知名度を誇るXMTrading。その中でスプレッドの狭さを売りにしているのが「ゼロ口座(Zero口座)」です。「取引コストを抑えてスキャルピングをしたい」「スプレッドは狭ければ狭いほど良い」と考えるトレーダーが検討することの多い口座タイプですが、結論から言うと、現在のXMにおいてゼロ口座を選ぶのはおすすめできません。
かつては低スプレッド口座としての価値が高かったゼロ口座ですが、スペックの改定や新しい口座タイプの登場により、選ぶメリットがほとんどなくなってしまっているのが現状です。
ゼロ口座がなぜおすすめできないのか、その理由を隠すことなく徹底的に解説します。
理由1:外付けの手数料が高くトータルコストで負ける
ゼロ口座の最大の特徴は「最小0.0pips〜」という極小のスプレッドですが、これには大きな罠があります。ゼロ口座はスプレッドが狭い代わりに、1ロット(10万通貨)の取引ごとに「片道5ドル・往復10ドル」の取引手数料が外付けで発生します。
FXの取引コストを計算する際は、表示されているスプレッドだけでなく、この取引手数料をpipsに換算して足し合わせる必要があります。10ドルの手数料はスプレッドに換算すると「1.0pips分」に相当します。
つまり、ゼロ口座の提示スプレッドが0.1pipsであったとしても、実際に支払うコストは手数料込みで1.1pipsになるということです。この手数料負担が重く、結果として他の口座タイプにコスト面で負けてしまうケースが多発しています。
理由2:上位互換である「KIWAMI極口座」の存在
ゼロ口座をおすすめしない最大の理由が、2022年秋に登場した「KIWAMI極口座(極口座)」の存在です。KIWAMI極口座は、ゼロ口座の弱点をほぼすべて克服したようなスペックを持っており、実質的な上位互換となっています。
ゼロ口座とKIWAMI極口座のスペックを比較すると、ゼロ口座を選ぶ理由がいかに乏しいかが分かります。
| 項目 | ゼロ口座 | KIWAMI極口座 |
| 取引手数料 | 1ロット往復10ドル(外付け) | 完全無料 |
| 最大レバレッジ | 500倍 | 1,000倍 |
| スワップポイント | 通常通り発生 | 主要銘柄がスワップフリー |
| 通貨ペアの取引コスト | 手数料込みで割高になることが多い | 手数料無料で極小スプレッド |
主要通貨ペアであるドル円(USD/JPY)やユーロドル(EUR/USD)を取引する場合、ゼロ口座のスプレッドに往復手数料(1.0pips相当)を加算したトータルコストよりも、KIWAMI極口座のスプレッド単体の方が安くなるケースがほとんどです。取引コストを抑えたいのであれば、ゼロ口座ではなくKIWAMI極口座を選ぶのが正解です。
理由3:最大レバレッジが500倍に制限されている
XMの魅力といえば、少額からでも大きなポジションを持てる最大1,000倍のハイレバレッジです。スタンダード口座やKIWAMI極口座では1,000倍のレバレッジをフルに活かしたトレードが可能ですが、ゼロ口座の最大レバレッジは「500倍」に制限されています。
レバレッジが半分になるということは、同じロット数のポジションを持つために「2倍の証拠金」が必要になることを意味します。
- 1,000倍の口座:少ない資金で効率よく回せる
- 500倍のゼロ口座:資金効率が落ち、予期せぬロスカットのリスクが高まる
資金効率を重視する短期トレーダーにとって、レバレッジが500倍に制限されるデメリットは決して小さくありません。
理由4:XM最大の強みであるボーナスがほぼ対象外
XMが多くのトレーダーに選ばれている理由は、豊富なボーナスキャンペーンにあります。しかし、ゼロ口座はこのボーナス特典の恩恵をほとんど受けられません。
ゼロ口座で受け取れるのは、アカウントを新規開設した際にもらえる「新規口座開設ボーナス」のみです。
- 入金ボーナス(資金を2倍などにしてくれる特典):対象外
- ロイヤルティプログラム(取引毎にポイントが貯まるXMP):対象外
特にXMP(XMポイント)は、取引を重ねるだけで証拠金として使えるポイントが自動的に貯まっていくため、スキャルピングやデイトレードを行う人ほど恩恵が大きいシステムです。スプレッドが狭いからといってゼロ口座で頻繁に取引しても、XMPは一切貯まりません。トータルで得られる利益を考えると、ボーナスやポイントがもらえるスタンダード口座の方が結果的に有利になることも珍しくありません。
理由5:スワップフリー非対応でマイナススワップが痛い
長期保有はもちろん、デイトレードのつもりでも日を跨いでポジションを維持してしまった場合、ゼロ口座では通常通りスワップポイントが発生します。特に現在の金利環境では、ドル円のショートなどで発生するマイナススワップの金額が非常に大きく、ポジションを持ち続けるだけで利益が削られていきます。
一方で、競合となるKIWAMI極口座は「スワップフリー」に対応しています。ドル円やユーロドル、さらにはゴールドなどの主要銘柄を日跨ぎで保有しても、マイナススワップを支払う必要がありません。
ゼロ口座にはスワップフリーの優遇がないため、少しでもポジションを持ち越す可能性のあるトレードスタイルにおいて、明確なデメリットとなります。
理由6:仮想通貨CFDなどの一部銘柄が取引できない
XMではFXだけでなく、ゴールドや原油といったコモディティ、日経平均やダウなどの株価指数、そしてビットコインをはじめとする仮想通貨CFDなど、幅広い銘柄を1つのアカウントで取引できるのが強みです。
しかし、ゼロ口座では「仮想通貨CFD」や「一部の株価指数CFD」などの取引が制限されています。
FXの通貨ペアだけでなく、「ビットコインが急ボラティリティを迎えたから少し触ってみたい」「ゴールドのボラティリティで勝負したい」と思ったときに、ゼロ口座のままではチャンスを逃すことになります。取引の選択肢が狭まるという点でも、ゼロ口座をメイン口座にするのはおすすめできません。
代わりにお勧めの口座タイプはどれ?
XMで口座を開設するのであれば、ゼロ口座を避け、自分のトレードスタイルに合わせて以下の2つのどちらかを選ぶのがベストです。
コスト最優先なら「KIWAMI極口座」
スキャルピングやデイトレードなど、取引回数が多くコストを限界まで抑えたいならKIWAMI極口座一択です。
- 手数料無料で無駄な出費がない
- スプレッド自体が極小
- レバレッジ1,000倍で少額から勝負できる
- スワップフリーなので数日間のスイングトレードにも対応
XMの強みをフル活用するなら「スタンダード口座」
少額の資金をボーナスで何倍にも増やし、ダイナミックなハイレバトレードをしたいならスタンダード口座がおすすめです。
- 入金ボーナスが100%・20%とフルに適用される
- 取引すればするほどXMP(ポイント)が貯まり、実質的なキャッシュバックになる
- XMで扱っているすべての銘柄をレバレッジ1,000倍で取引可能
個人的にはスタンダード口座よりも、KIWAMI極口座のほうがおすすめです。
まとめ
XMのゼロ口座は、かつてECN口座(インターバンク直結型)としての役割を担っていましたが、現在の環境においては「手数料が高く」「レバレッジが低く」「ボーナスも貰えない」という、デメリットの目立つ口座タイプになってしまっています。
特にコスト面や機能面で圧倒的に優秀なKIWAMI極口座が提供されている現在、あえてゼロ口座を選ぶ合理的な理由は見当たりません。
これからXMで口座を開設する方、あるいは追加口座を検討している方は、ゼロ口座ではなく「スタンダード口座」か「KIWAMI極口座」のどちらかを選択し、XMの強みを最大限に活かしたトレードを行うことを強くおすすめします。ゼロ口座を選んで手数料負けしてしまうようなもったいない選択は避け、賢く利益を残していきましょう。


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